目的別ヤングタイマーの選び方/第15回/日常+週末ドライブ編

2021/01/29 15:03:12

目的別ヤングタイマーの選び方/第15回

日常+週末ドライブ編

---------------------------------------------------
 
はじめに/ヤングタイマーとは?
 
ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。
 
---------------------------------------------------
 
「ヤングタイマー」を「趣味車」もしくは「実用車」として楽しむ際の注意点について
 
初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「旧くても楽しめる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。
 
---------------------------------------------------
 
フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント R36とは?
 
ラグジュアリーさとハイパワーを高次元で両立させたパサートのスペシャルモデル「R36」は、2008年に販売され、日本にはヴァリアントのみ導入されました。他グレードとは異なる個性を放つこのクルマをセットアップしたのは、フォルクスワーゲンのスペシャリティモデルの製作を担当する特別受注車生産部門のVWインディビデュアルです。同部門は、ゴルフ R32の開発を手がけたことでも知られています。
 
 
排気量3,590ccのトルクフルかつ豪快なサウンドを奏でるV6エンジン、出来のよいトランスミッションの6速DSG、ハイパワーを路面にしっかり伝える4MOTION(4輪駆動)という、フォルクスワーゲンが誇る3つのテクノロジーがドライバーにもたらすのは誰でも楽しめる高性能で、クルマで遠くまで移動する機会が多い自動車趣味人にとって、パサート ヴァリアント R36は最強の相棒になってくれます。
 
 
高速安定性がいいこともあり、路面がよければ道路に吸い付くような感じでビターッと走ってくれるので、特にハイスピードでの移動時にクルマで走ることの楽しみを再認識することができます。そのようなパフォーマンスモデルではあるものの、専用のエアロパーツはあくまでも控えめなものなので、静かに走れば使い勝手のいいファミリカーとして使うことができるでしょう。
 
 
NAのV6エンジンを搭載しているパフォーマンスモデルは、一般のユーザーも「行く」ことができる身近な高性能車だといえます。普通のモデルよりもちょっと高価ですが、ちょい高で圧倒的な走りとVWインディビデュアル社製ならではの凝ったインテリアを楽しめるのですから、お買得だといえます。
 
 
購入後のランニングコストも普通のモデルよりかかりますが、そのぶん楽しいので、ユーロマチックで特別なパサート ヴァリアントをゲットしてみてはいかがでしょうか。
 
 
■プライス&店舗インフォメーション
 
■フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント R36 09年モデル
 
 税込車両本体価格:136.8万円
 
 年式:2008年
 
 走行距離:5.6万km 
 
 車検:2021(R03)年11月
 
 修復歴なし
 
 特記事項:ディーラー車、ブラックアルカンタラコンビ内装、ナビTV、バックカメラ、3,590ccエンジン
 
■販売店舗
 
 ユーロマチック
 
 住所:〒156-0057 東京都世田谷区上北沢4-18-17 
 
 TEL:03-3290-9001
 
 FAX:03-3290-9041 
 
 営業時間:10:00〜19:00
 
 定休日:年末年始を除き年中無休
 
 HP:http://www.euromatic.co.jp
 
 E-mail:info@euromatic.co.jp
 
■文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典