【第5回】MINI クロスオーバー

2019/01/28 11:44:05

 

「今週の特集」は、編集部が総力を挙げてお届けする新レギュラー・コンテンツです。その名のとおり、様々なコンセプトでズバッと切った記事を週替わりでお届けしていきます。素材となるのは、いま隆盛を極める「ほとんど走っていないデモカー」ではなく、「23万キロ以上走ったいわゆる再販車両」。つまり中古車選びの原点に戻った企画とお考えください。良いクルマを賢く買うための情報、また多数の買い得車両を紹介していきますので、ぜひクルマ選びの参考にしてください。さて、第5回は、MINIの連載・第4弾となるSUVの「クロスオーバー」をお届けしましょう。

 

MINIは豊富なモデルバリエーションが特長

 

旧き佳き英国製のクラシックミニを源泉とするMINIは、ドイツのBMWが展開している自動車ブランドです。高品質かつルックスが良いので、200232日(ミニの日)に導入されて以来、数多くのファンを獲得しています。

モデルバリエーションが豊富な現行型MINIには、3ドア、5ドア、クラブマン(ステーションワゴン)、クロスオーバー(SUV)、コンバーチブル、また、各モデルにハイパフォーマンスMINIとして、ジョンクーパーワークスも用意されています。さらに、ガソリンエンジン仕様だけではなく、ディーゼル仕様や、クロスオーバーにはPHVもあるので、ライフスタイルに応じて最良の1台を選べるでしょう。

 

MINIラインナップのなかで最も大きいボディを持つSUVの「クロスオーバー」プラグイン・ハイブリッドも用意されている

さて、MINIの連載「第4弾」として取り上げる現行型「CROSSOVER(クロスオーバー)」は、20172月に登場したMINISUVです(MINI ONE CROSSOVER)は201710月に追加設定)。MINIラインナップの中では最も大きいボディを持つモデルですが、SUVとしてはコンパクトで、都市部を軽快に駆け抜けるフットワーク、またあらゆる路面状況に対応するドライバビリティをアドバンテージポイントとしています。もちろん、室内や荷室にもゆとりがあり、ファミリーでのロングドライブも難なくこなしてくれます。

現在、クリーン・ディーゼルの4WDモデルを中心に、ガソリンエンジンを積んだエントリーモデルの「ONE」、ハイパフォーマンスモデルのジョンクーパーワークス、そして、ゼロ・エミッション走行が可能なPHV(プラグイン・ハイブリッド)も用意されています。「E」のエンブレムが付く「SE ALL4」は、リチウムイオン高電圧バッテリーを搭載、前輪をエンジンで、後輪をモーターで駆動する独自のパワープラントで、EV走行可能距離は42.4km、普段使いならモーターだけで走れる実力を持っています。200Vの普通充電の他、バッテリーを充電しながら走ることも可能。

 

 

「クロスオーバー」ラインナップ

 

ONE

ガソリンの1.5リッター3気筒エンジンを搭載するFFのエントリーモデル。

 

COOPER D

ディーゼルの2リッター直4ターボを搭載するFFモデル。

 

COOPER D ALL4

ディーゼルの2リッター直4ターボを搭載する4WDモデル。

 

COOPER SD ALL4

ハイパワー・ディーゼルの2リッター直4ターボ(190ps)を搭載する4WDモデル。

 

SE ALL4

最先端のプラグイン・ハイブリッド・システムを採用する4WDPHVモデル。

 

JOHN COOPER WORKS

231psを発揮するハイチューン・エンジンを搭載するハイパフォーマンスモデル。

 

 

TOPIC.1 フロントマスク

 

オフローダーをイメージさせるデザインが採用され、他のモデルとは一線を画しているものの、ひと目でMINIファミリーと分かるスタイリッシュなエクステリア。

 

TOPIC.2 「ALL4」のエンブレム

 

4WDモデルのボディサイドには「ALL4」のエンブレムが装着される。また、前後フェンダーにもワイルドなデザインが採用されている。

 

TOPIC.3 実用的に使える荷室

 

ラゲッジルームの通常時の容量は450リッター。家族でのスキー旅行などもOKだ。また、オプションのコンフォート・アクセス(キーレス)の追加機能として、鍵を持っている状態で足を後部バンパーの下にかざして引くと、自動でテールゲートを開けることができる。

 

TOPIC.4 ルーフレール

 

標準でルーフレールが備わり、ルーフボックスなどのオプション品を取り付けることができる。色がシルバーなので、デザイン的にもいいアクセントになっている。

 

TOPIC.5 実用的な室内空間

 

ボディサイズが拡大されたことで、後部座席の足元が広く、頭上にもゆとりがある。リアシートは前後調整が可能なスライド式が採用されている。

 

TOPIC.6 上質で個性的なインテリア

ヘッド・アップ・ディスプレイを装備し、エアコンの吹き出し口が縦型のスリットになっているなどインテリアのデザインも個性的。LEDやクローム・パーツの採用によって上質感もある。

 

TOPIC.7 高品質の座席

 

前席のシートはサポート性が高く、身体をしっかり包み込んで、座り心地は良い。インテリア・サーフェイスを選べるので、自分仕様の「クロスオーバー」に仕立てることができる。

 

MINI「クロスオーバー」(現行型)の中古車相場(ジョンクーパーワークスを除く)

現行型のクロスオーバーは2017年の登場ですから、「3ドア」「5ドア」「クラブマン」に比べ、中古車の流通量はグッと少なく、また中古車の主役はディーラーのデモカーとなります。探しやすいのは、エントリーモデルの「ONE」とクリーン・ディーゼルの「クーパー系」で、PHVの「SE ALL4」や「ジョンクーパーワークス」は希少な存在。一般中古車店では先代モデルが主役となります。

 

認定中古車

280万円〜

 

一般中古車

280万円〜