【第6回】MINI コンバーチブル
2019/02/05 12:40:00
「今週の特集」は、編集部が総力を挙げてお届けする新レギュラー・コンテンツです。その名のとおり、様々なコンセプトでズバッと切った記事を週替わりでお届けしていきます。素材となるのは、いま隆盛を極める「ほとんど走っていないデモカー」ではなく、「2〜3万キロ以上走ったいわゆる再販車両」。つまり中古車選びの原点に戻った企画とお考えください。良いクルマを賢く買うための情報、また多数の買い得車両を紹介していきますので、ぜひクルマ選びの参考にしてください。さて、第6回は、MINI連載の第5弾となるMINIコンバーチブルです。
豊富なモデルバリエーションが特長
旧き佳き英国製のクラシックミニを源泉とするMINIは、ドイツのBMWが展開している自動車ブランドです。高品質かつルックスが良いので、2002年3月2日(ミニの日)に導入されて以来、数多くのファンを獲得しています。 モデルバリエーションが豊富な現行型MINIには、3ドア、5ドア、クラブマン(ステーションワゴン)、クロスオーバー(SUV)、コンバーチブル、また、各モデルにハイパフォーマンスMINIとして、ジョンクーパーワークスも用意されています。さらに、ガソリン・エンジン仕様だけではなく、ディーゼル仕様や、クロスオーバーにはPHVもあるので、ライフスタイルに応じて最良の1台を選べるでしょう。
「3ドア」ベースの超人気オープンモデル「コンバーチブル」
さて、MINI連載の「第5弾」として取り上げるのはMINI「3ドア」をベースとする「コンバーチブル」です。初代は2004年に登場、世界中で大ヒットを記録したのはご存知の通り。もちろん2代目にも用意され、3代目となる現行型は2016年3月に導入されています。 ルーツであるクラシックミニをイメージさせるスタイリング、コンパクトなボディサイズ、ゴーカート・フィーリングと言われる痛快なハンドリングは「3ドア」と同様で、MINIの魅力が凝縮されている奥の深いモデルと言ってもいいでしょう。 電動のソフトトップを備え、前方部分だけをスライドして開けることも可能ですから、サンルーフ的な使い方もできます。 「3ドア」「5ドア」と同様、「コンバーチブル」には2018年5月にマイナーチェンジが実施されています。よって、認定中古車市場の主役はマイチェン前の前期型、一般中古車店では先代モデルが主役となります。
「コンバーチブル」ラインナップ(現行・前期型)
CONVERTIBLE COOPER ガソリンの1.5リッター3気筒ターボエンジンを搭載するオープンカー。
CONVERTIBLE COOPER S 192psを発揮するガソリンの2リッター直4ターボを搭載するスポーティなオープンカー。
CONVERTIBLE JOHN COOPER WORKS 231psを発揮するガソリンの2リッター直4ターボを搭載するハイパフォーマンスモデル。
TOPIC.1 ヘッドライト 2つの大きな丸形ヘッドライトは光り輝くクロームのリングが印象的。クラシックミニの時代から受け継がれてきた欠かすことのできないアイコンのひとつだ。
TOPIC.2 フロントグリル 六角形のラジエターグリルはシームレスなクロームフレームがアクセント。このデザインもMINIにとってなくてはならない往事からのディテール。
TOPIC.3 ソフトトップ 「コンバーチブル」のソフトトップは、40cmだけスライドさせてサンルーフのように使うことも可能。
TOPIC.4 スポーティなインテリア
ダイナミックな走りを楽しめるMINIは運転席の意匠もスポーティで、ドライバーとパッセンジャーの気分を高揚させてくれる。また、各種スイッチは操作しやすい作り/レイアウトとなっている。
TOPIC.5 座席とトリム 身体を包み込んでくれるサポート性が高い座席を採用。座り心地も良くロングドライブも苦にならない。トリムは、クロス、クロスとレザーのコンビ、レザーから選べる。
TOPIC.6 安全性 事故のリスクを軽減するアクティブ・セーフティ・システムや、万一のときに乗員を守るパッシブ・セーフティ・システムなど最先端の安全技術を採用。
TOPIC.7 広々とした荷室 4座オープンでもトランクを装備。クラシックミニと同じ下ヒンジ式なのでノスタルジックな雰囲気がスタイリッシュ。
★MINI「コンバーチブル」(現行型)の中古車相場(ジョンクーパーワークスを除く) 2016年3月に登場した現行型「コンバーチブル」は、2018年5月にマイチェンが実施されています。よって、マイチェン前の前期型が認定中古車マーケットの主役。「コンバーチブル」は、MINIラインナップのなかでも特に人気が高く「3ドア」「5ドア」などに比べると中古車の流通量はグッと少なくなります。マイチェン前/後ともに、ディーラーのデモカーが中心と考えたほうがいいでしょう。ちなみに、一般中古車店の主流は先代モデル(2009〜2016年)となり、現行型はほとんどありません。
認定中古車(ジョンクーパーワークスを除く) 230万円〜
一般中古車(ジョンクーパーワークスを除く) 230万円〜
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