クワトロ+ターボユニットのスポーティな味わい
BMWは3シリーズ、フォルクスワーゲンはゴルフ、ポルシェは911、欧州メーカーにはそのブランドを象徴する「乗り味」を持つモデルが存在する。で、アウディはというと、本国でCセグメントにおけるベストセラーの座を守ってきたA4であることに異を唱える方は少ないだろう。さらに、アウディ最大の武器とも言えるクワトロシステムを忘れるわけにはいくまい。アウディの乗り味を存分に楽しむならA4+クワトロだ。
さて、さっそくA4クワトロのなかから狙い目のモデルを探してみよう。アウディの認定中古車には初度登録から6年未満という規定があるから、対象となるのはB6/B7/B8。現在のところ展示場の最大勢力となっているのは2005年2月にデビューしたシングルフレームグリルのB7、次いで最新型のB8だ。ただし、人気モデルなだけに相場は高値で安定して動かない。そこで注目の存在となるのがダブルフレームグリルのB6である。いまなら2004年と最終の2005年式が認定中古車の対象となる。で、その年式のクワトロには1.8リッター直4ターボの1.8Tクワトロ系と3リッターV6を積む3.0クワトロが用意されていたが、クワトロの持つスポーティ感を存分に味わえるのは1.8Tクワトロだろう。ちょっと強引だが、クワトロの原点になったスポーツカー“アウディ・クワトロ”もターボユニットを搭載していた。
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