クライスラー ジープ ラングラー・アンリミテッド 徹底検証
連合軍が使用した「あのジープ」を源泉とするラングラー。ジープの名は大戦後にウイリス・オーバーランド社によって商標登録されたもので、ラングラーというモデルネームが与えられたのは1987年のこと。この初代ラングラーがYJ型で、10年後の1997年に登場したのがTJ型、さらに10年の時を経て2007年にはJK型へと進化した。で、いま認定中古車の中心になっているのはもちろん現行モデルのJK型だ。果たしてジープ・ラングラーのJK型とはどんなクルマなのか。クライスラー・ジープ・ダッジ相模原が在庫する2008年式「アンリミテッド」の「サハラ」を俎上に載せてじっくり紐解いていこう。
01 フロントビュー
丸目と7本の縦形スロットグリル、平面ガラスのフロントウィンドーがジープの保守本流であることの証。先代TJ型から流用するのはエンジンフードラッチなどごく僅かなパーツだけらしいのだが、ひと目で「ジープ」とわかる無骨なフロントマスク。フリークは別として、一般の方にはTJ型との区別は付かないかもしれない。ただし、TJ型に比べ全幅が140mm拡大されている。サンプルカーはジープ初の4ドア版「アンリミテッド」。
02 リアビュー
リアゲートが背負うスペアタイヤはジープ・ラングラーのシンボル的な装備。2ドア版と同様に4ドアの「アンリミテッド」も脱着可能なハードトップを持つ。ただし、けっこう重量があり取り外すのはかなりたいへん。
03 サイドビュー
台形のホイールハウス、エンジンフードラッチ、ドアの外側に露出したヒンジなど、ラングラーが「あのジープ」の末裔である証はちゃんと継承されている。「アンリミテッド」は2ドア版に比べホイールベースを520mmも延長し、全長は4705mm。堂々たる風格が漂う。
04 シート
クッションの厚みが充分でサイズもたっぷりのフロントシート。ホールド性にも優れていて座り心地が良い。「アンリミテッド」は後席スペースも充分。大人も余裕で座れる。
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