最初の車検を迎えるタイミングの現行型MINIということは、すなわち登録されてから3年ほどしか経過していない「車歴が浅いR56」ということだ。その程度の車歴しかない車両の中には、ワンオーナー物で、走行距離が3万kmに達していないような低走行物件が数多く存在しており、コンディションがいい物件をチョイスしやすい魅力的なマーケットが全国的に展開されている。この歓迎すべき状況は、現行型MINI（R56）の認定中古車を狙っている者にとって、まさに購入の好機だといえるだろう。
　ボディカラーや装備などをチェックし、好みのMINIを選べばいいが、他グレードよりもコスト・パフォーマンスが高いといえるのは、やはり、ハッチバックのクーパーだ。ワンの購入予算に20万円前後をプラスするとクーパーがターゲットとなり、クーパーの購入予算に20万円前後をプラスするとクーパーSがターゲットとなるが、週末にロングツーリングを楽しみ、普段はファーストカーとして街乗り中心に使うのであれば、全方位的にバランスがいいクーパーが最適の一台となりそうだ。