407セダンは406の後継モデルとして2005年6月に登場しました。後継といっても、406はミドルクラスですが、407セダンは4685×1840×1460mmというスリーサイズ、内外装の高級感からみて、アッパーミドルクラスと呼んでいいと思います。つまりライバルは、メルセデス・ベンツEクラスやBMW 5シリーズ、アウディA6などです。パワーユニットには、3リッターV6(210ps・29.5kgm)と2.2リッター直4(158ps・22.1kgm)の2種類が用意されました。もちろん、同じエンジンを積むワゴンのSWもあります。長期レポート車のST2.2は直4版セダンのベースグレード。トランスミッションは406と同様のZF製4段AT、ちなみにV6版にはアイシンAW製の6段ATが採用されています。
407 ST2.2には幾度も試乗した経験がありますが、その走行感覚をひと言で表現すると「穏やかなクルマ」という印象です。とんでもなく速いとか、インテリアがすごく高級とか、峠道のコーナーをめちゃくちゃ速く走るとか、一芸に秀でているわけではありません。でも、すべてが平均点以上に巧くまとめられていて、いろんなシーンで便利に使える上質な実用車と考えていいでしょう。で、最高得点を与えたいのはやっぱり乗り心地。407 ST2.2は日本の道路環境にすごくマッチしていて使いやすいと思います。
いよいよレポート開始
さて、いよいよ長期レポートのスタートです。言うまでもなく、最大のテーマは、「118万円のアラフォー407 ST 2.2認定中古車ってどうなのか? 故障は? メインテナンス・コストは? ヤレ具合は? 燃費は?」です。巷で噂されているイグニッションコイルやトランスミッション、エアコンの耐久性はいかに?
当社の長期レポート車は一般の方より使い方はかなりハード。営業部員が足に使いますので走行距離も年間3万km以上はいきます。環八や首都高速の渋滞路を這いずり回り、名古屋・日帰りなど日常茶飯事。けっこう早い時期に結果が出ると思います。
と、ここまでが僕のお役目。今後のレポートは、407を相棒とする営業部員が担当します。更新される記事をお楽しみに!
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