認定中古車になるポルシェとは?
「中古車の購入にはリスクを伴う」という言葉は無縁である。ポルシェ・ジャパンはもとよりドイツ・ポルシェ社が個体の品質を認め、販売後は一定基準あるいは期間において保証をするポルシェ認定中古車(Porsche Approved)である。いまや巷には星の数ほどの物件が存在する中で、ポルシェ認定中古車は、一見したところ安さが際立つわけではない。だが「中古車に掘り出し物はない」と言われるように、その価格には価格なりの理由があるはずだ。そこで本稿では、改めてポルシェ認定中古車の実体に迫りたいと思う。
まずは、どういう個体が認定中古車になり得るのか。資料を紐解くと、初年度登録から9年以内、走行距離20万km以内の、車歴の明らかな無事故、無改造車が基本となる。その上で3段階にわたる111項目に及ぶ点検と正規販売店のチェックを実施したものが晴れて認定中古車として販売される、とされている。ポルシェという自動車自体の信頼耐久性が高いことに裏打ちされるのか、その基準だけを見ると範囲は割と広いと思える。
だが、現場の目は違う。少なくとも、決して範囲が広いとは思ってはいない。販売する認定中古車のコンディションにはいつも定評がある都内屈指の正規販売店「ポルシェセンター浜田山 認定中古車センター」を元にして話を進めていこう。
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