03 サイドビュー
初代
最近はミニバンでも天地に薄いウィンドーを採用してスポーティ感を演出するのが主流なのだが、カングーはでっかいサイドウィンドー3枚(両面で6枚)を装着して独自路線を貫いている。そして、後席用として左右に設置されたスライドドアが大きなポイントになる。商用車としての実用性を考慮して採用されたのだろうが、実は後席に人を乗せる機会の多いユーザーにとってはこれほど便利に使えるドアはない。ちなみに本国には後部2枚のサイドウィンドーとリアウィンドーのすべてがパネルになる商用車タイプも用意されている。
2代目
先代と同様にでっかいサイドウィンドー3枚(両面で6枚)を装着して独自のデザインを貫いている。さらに後席用として左右に設置されたスライドドアも継承。真ん中のサイドウィンドーは電動で開閉できるようになった。ちなみに先代は旧ルーテシアのプラットフォームを流用していたが、新型ではひとクラス上のメガーヌと共通のものを採用しているのでホイールベースも100mm拡大。サイドからの眺めも大きく変わった。
04 シート
初代
ルノーの文法に則ったソフトな座り心地を持つシート。2006年モデルからはアームレストも装着されている。リアシートも造りがしっかりしているのでゆったり落ち着ける。また、明るくスタイリッシュなデザインの生地もカングーの雰囲気にぴったりだ。
2代目
前席/後席とも造りがしっかりしていてソフトな感触が心地よい一級品。シートのクオリティにこだわるのがルノーの伝統で、新型カングーにもしっかり受け継がれている。6対4分割可倒式リアシートや助手席前倒し機構も備わり用途によって様々なアレンジが可能になる。
05 インテリア
初代
必要最低限の装備しか持たないけれど、プラスチックの素材も上質で安っぽさを微塵も感じさせない室内。大きなウィンドーとヘッドルームの余裕、そしてアイポイントが高いことなどが奏功してとにかく明るいのが特徴。前席頭上の棚や後席頭上のコンソールボックス、シートバックテーブル/シートアンダートレー/チャイルドミラー/12V電源などは便利に使える装備。
2代目
エクステリアと同様にインテリアもグッと洗練された。特にステアリングホイールやインパネなどの質感が飛躍的に向上。シフトレバーもフロアーから生えている一般的なものではなくインパネシフトを採用、フルオートエアコンやオンボードコンピュータなど装備も充実させている。オーバーヘッドコンソールやシートバックテーブル/12V電源などは先代から継承されている。他にオートワイパー/クルーズコントローラー/カーテンエアバッグも装備された。
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