06 エンジン&トランスミッション
初代
フロントに搭載されるのは95ps・15.1mkgのパワーとトルクを生み出す1.6リッター直4DOHC。高回転での静粛性はさすがに優れているとは言えないものの、かなり活発に回るので街中はもちろん高速でも痛痒を感じることはないだろう。100km/hプラスアルファの巡航も楽にこなす。ちなみに2003年モデルまでの前期モノには75ps・11.9mkgの1.4リッター直4SOHCが積まれていた。トランスミッションはルノーの多くのモデルが採用している学習機能付き4段ATと5段MTが用意されている。
2代目
フロントに搭載されるのは105ps・15.1mkgのパワーとトルクを生み出す1.6リッター直4DOHC。先代より10psの出力向上が図られているものの、さすがに車重が200kg以上も重くなっているので俊足とは言えないだろう。ただし、実用車としては充分な動力性能を持っているので、街中はもちろん高速でも痛痒を感じることはない。もちろん100km/hプラスアルファの巡航も楽にこなす。トランスミッションはお馴染みの学習機能付き4段ATと5段MT。ちなみに4段ATは飛躍的に進化してさらにスムーズさを増している。
07 サスペンション&タイヤ
初代
商用車の足といえば硬くて跳ねるような乗り心地を想像する方が多いと思うけれど、カングーはしなやかに動くサスペンションが快適な乗り心地を提供してくれる。特に高速でのフラット感やスタビリティは高級セダン並みと言っても過言ではない。タイヤは175/65R14を履く。いまどき控えめなタイヤだがサスペンションの性格にピッタリ合っていて感触は抜群にいい。サンプルカーにはOZのアルミホイールが装着されていた。
2代目
先代でも十二分に快適な乗り心地を提供してくれたが、新型ではさらにそのクオリティを向上させている。路面の状況を確実にドライバーに伝え、どんなシーンでも路面をとらえ続け、凹凸を見事に吸収してくれる足は間違いなく一級品だ。タイヤは195/65R15を履く。先代の1インチアップとなるがいまどき控えめなタイヤであることに変わりはない。ただしサスペンションとの相性が良く感触は抜群に良い。
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