でも、大きくなったからといっても真四角に近いスクエアなボディを持つから見切りが良く意外と運転はラク。必要以上に神経質になることはないだろう。逆にホイールベースが拡大されたことによって乗り心地がさらに良くなり、室内もグーンと広くなったことがポイント。だから、駐車スペースをクリアできる方、またちょっとポッチャリしたルックスも「GOOD!」と思う方には自信を持っておススメできるいいクルマである。ルノー岡崎の外山卓司 店長も「予想以上に大きくなったので心配していたのですが新車の販売は好調ですよ。間違いなく、いまルノーで一番売れているモデルです」と話す。そうなると下取りも期待できそう……。
ところが残念ながら下取りはまったく入ってきていないという。まだ登場から1年半だが、ルノーオーナーは愛車を長く大切に乗るという法則は新型カングーにも踏襲されているのである。でも、あきらめないでほしい。外山店長がとっておきの情報を教えてくれたのだ。「下取りはなくてもデモカーがあるのでご安心ください。特に当社は系列店からも定期的に認定中古車の素材となるデモカーが集まってきますから、先代よりも現行型のほうが探しやすいかもしれません」。
なるほど、いつ入ってくるかわからない先代よりも安定供給される現行型デモカーを狙うほうが確実というわけだ。そのデモカーは新車価格の20万円安が目安になるそうだ。つまり1.6 4段ATで200万円前後とみていいだろう。やはり、先代の最後期モノと完全にオーバーラップしているのである。
さて、コンパクトボディの先代か、それとも大きくなって装備も充実した現行型を狙うか、とにかく悩ましい。サンプルカーは走行3000km!ビカモンのデモカーで車両価格は209万円。しかもボディカラーは一番人気の黄色だ。さて、あなたはどちらを選ぶ?
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