VWゴルフV GTI 徹底検証
5世代目ゴルフGTIのデビューは2005年6月。先代はルックスも走行感覚も高級指向を強めて刺激性が弱まっていただけにそのキャラには世界中のクルマ好きの注目が集まった。果たしてゴルフV GTIはゾクゾクするような刺激を持つホットハッチ路線に回帰していた。そう、I/II GTIのスパルタンさが戻ってきたのだ。さて、ゴルフV GTIとはどんなクルマなのか。その詳細をじっくり検証していこう。
01 フロントビュー
GTIの30年近い歴史のなかでV GTIには初めて専用のフロントマスクが採用された。バンパーと一体になったハニカムデザインのグリル、それを囲む伝統の赤いトリムライン、左右に設置された特大のエアインテーク、張り出したフロントスポイラー、そして車高もノーマルよりあきらかに低い。そのスパルタンな雰囲気は特別なゴルフであることを主張しているかのようだ。VWはホットハッチ回帰をこのフロントマスクで宣言しているのかもしれない。「GTI is back.」、これは当時のプレスリリースに踊っていたキャッチコピーである。
02 リアビュー
70mm径のツインテールパイプとノーマルより大きいルーフスポイラーが特徴。バッジもGOLFではなくGTIとなる。
03 サイドビュー
ブラックアウトされたサイドシルやカラードサイドモール、アルミホイールも専用のデザインとなる。赤く塗装されたブレーキキャリパーがスポーティな雰囲気を盛り上げる。
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