VWトゥアレグ 徹底検証
フォルクスワーゲン初の高級SUVとして2003年9月に上陸を果たしたトゥアレグ。クルマ好きならご存じのとおりポルシェ・カイエンとは様々なパーツを共用する兄弟車で、エンジンはそれぞれのオリジナルだが、VWがプラットフォームを、ポルシェがトランスミッションやサスペンションの開発を担当したという。さて、世界屈指の技術力を誇る二強の頭脳が融合して誕生したVWトゥアレグとはどんなクルマなのか。フォルクスワーゲン相模原橋本で見つけた2007年モデルのV8シュトルツを俎上に載せてその詳細をじっくり検証していこう。
01 フロントビュー
周りのクルマを威嚇するようなワイルドでマッチョなデザインがプレミアムSUVの主流となっているが、VWは自らの流儀を貫きトゥアレグにボクシーなボディを与えてライバルたちとの差別化を図った。特にフロントマスクの醸す上品で知的な雰囲気は紛れもなくVWブランドのデザイン。何と言ってもメッキグリルの効果が絶大だ。サンプルカーは前期型の最終版として登場したスポーティ仕様のV8シュトルツだからエアロバンパーやクロームエアインテークが装着されている(シュトルツはV6版も用意されていた)。キセノンヘッドライトはノーマルモデルにも標準装備される。
02 リアビュー
V8のテールパイプはV6よりも大きな楕円形となる。かなりの迫力だ。シュトルツにはルーフエッジスポイラーも装着されるが、フロントと同様に基本的には端正でフラットなデザインだからリアも上品な雰囲気を醸す。ちなみにリアガラスだけの開閉も可能。
03 サイドビュー
ステーションワゴンのような佇まいの端正なサイドビュー。エンジンフードはアルミ、フロントフェンダーはプラスチック製を採用して軽量化を図っている。ドアは4枚ともポルシェ・カイエンと共用する。
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