06 ラゲッジルーム
リアシートはダブルフォールディング式を採用、アームレストスルーも備わるからスキーなどの長尺物はシートを倒さなくても積むことができる。4リンク式のリアサスペンションなのだがホイールハウスの張り出しが小さく、さらに通常の状態でも形状がほぼ真四角なので非常に使いやすい(奥行き105×幅100cm)。徹底して実用性にこだわるのがゴルフなのだ。リアシートを畳めば荷室の奥行きは170cm! サーフボード(ショートボード)も斜めに置けば充分積める。まさにCセグメントワゴンの常識を超える収納力。
07 エンジン
搭載されるパワーユニットは1.4L直4スーパーチャージャー+ターボ(ツインチャージャー)と1.4L直4ターボ、それにゴルフ・ハッチバックGTIと同じ2.0L直4ターボの3本立て。パワーとトルクは1.4Lのツインチャージャーが170ps・24.5mkg/ターボは122ps・20.4mkg、2.0Lターボが200ps・28.6mkg。もちろんどれを選んでも動力性能に不足はないが、加速のパンチ力で選ぶなら2.0Lターボだ。燃費(10・15モード)は、1.4Lターボ(TSIトレンドライン):15.2km/L、1.4Lツインチャージャー(TSIコンフォートライン):14.0km/L、2.0Lターボ(2.0TSIスポーツライン):11.2km/L。
08 トランスミッション
導入当初、TSIコンフォートラインと2.0TSIスポーツラインは6段DSG。2008年8月に追加設定されたTSIトレンドラインだけが7段DSGを搭載していた。2008年9月にはTSIコンフォートラインも7段DSGにスイッチ。シフトアップ・ダウンの絶妙なタイミング、そしてスムーズネスはCセグメントでNO.1と言っても過言ではない。ちなみにパドルシフトが付くのは2.0TSIスポーツラインのみ。
09 タイヤ&サスペンション
フロント:マクファーソン・ストラット、リア:4リンクのサスペンションはフラットライドが真骨頂。強力なダンピングに支えられた2.0TSIスポーツラインの足が最もスポーティなセッティングで、1.4L系は若干ソフトになる。スポーツカー並みの小気味よさで選ぶなら2.0TSIスポーツライン、普段使いの快適性を重視するなら1.4L系だろう。タイヤは1.4L系が205/55R16、2.0TSIスポーツラインは225/45R17。サンプルカーの2.0TSIスポーツラインはブリヂストンPOTENZA RE050を履いていた。 |