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X版は欧州と同じネーミングで登場
Xベース・ゴルフのステーションワゴン版が、先代となる「ゴルフ ワゴン」ではなく「ゴルフ ヴァリアント」の名で登場したのは2007年のこと。VARIANTは英語のVARIATIONに由来していて、つまり「幅広い用途」の意が込められている。ご存じのように欧州でのネーミングは当初からGOLF VARIANT、北米でのゴルフXベース・ワゴンは「ジェッタスポーツワゴン」として販売されている。
ヴァリアントはいまやゴルフ・ラインナップの主軸
実はゴルフXにはハッチバックを基本に多様な派生モデルが存在していて、特に3列シート・ミニバンのトゥーランはヴァリアントのターゲットと被るため販売台数を分け合うことが予測されていた。ところがゴルフX・ヴァリアントは見事に市場を守った、というか独自の顧客を確立してゴルフ全体の販売増に大きく貢献したのだ。ハッチバックとヴァリアントの販売比率は6:4ほどだったというのは驚くべきデータだろう。ヴァリアントはいまやゴルフ・ラインナップにおいてクリーンナップを打つ主軸バッターなのである。つまり、それ以上の実力を持つ代打は存在しないわけだ。
3種のエンジンが選べる
クルマ選びの前にX版ヴァリアントのラインナップを予習しておこう。用意されるモデルは、1.4L直4ターボ(122ps・20.4mkg)のTSIトレンドライン/1.4L直4ツインチャージャー(170ps・24.5mkg)のTSIコンフォートライン/2.0L直4ターボの2.0TSIスポーツラインの3種。平たく言えば、1.4L系が燃費と走りを両立させたタイプで、2.0TSIスポーツラインはハッチバックのGTIに相当するモデル。また、2.0TSIスポーツラインだけにパドルシフトが備わっているのは同モデルのキャラクターを端的に表しているポイントだ。導入当初、TSIコンフォートラインと2.0TSIスポーツラインは6段DSG。2008年8月に追加設定されたTSIトレンドラインだけが7段DSGを搭載していたものの、2008年9月にはTSIコンフォートラインも7段DSGにスイッチ。2.0TSIスポーツラインだけはハッチバックのGTIと同様に6段DSGを熟成させていった。
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