今回の「INSIDE STORY」に登場するのは、クルマ好きから小型オープンカーの傑作と評されるプジョー306カブリオレ。そう、正規ディーラーで見つけたんです。走行6.4万kmですが、ワンオーナー車ですよ。黄色のボディカラーが泣かせます。カッコいい! 406系はいまでもたまにディーラーの展示場で見かけますが、306の、しかもカブリオレとなるとまずディーラーからは出てきません。どこにあったの? いくらなの? さっそくリポートをお届けしましょう。
ピニンファリーナのデザインってやっぱりカッコいい!
写真を見て「あの頃のプジョーはいいなぁ」、というか「プジョーはやっぱりピニンファリーナのデザインがカッコいい」と思っているクルマ好きも多いことでしょう。
306はVWゴルフなどの強豪がひしめくCセグメントへ、1993年に投入されたプジョーのミドルレンジを担うモデルです。今回の主役となるカブリオレは1994年8月に上陸を果たしています。当初、120ps・18.3mkgのパワーとトルクを発揮する2.0リッター直4SOHCを搭載していましたが、1997年のマイナーチェンジで132ps・18.7mkgの2.0リッター直4DOHCに換装、フロントグリルのデザインにも手が入りました。さらに、1999年のマイナーチェンジでは安全装備を充実させ、また後期型のアイコンとなる4灯クリアヘッドライトを採用。2002年まで長きに渡るモデルライフをまっとうしました。
ご存じのように306カブリオレは世界中で好調なセールスを記録。大ヒットの源泉になったのはピニンファリーナのデザインだったことに異を唱える方は少ないでしょう。派手じゃないけれど、スッキリあか抜けてるスタイリッシュなボディはまさに傑作。経済性が・実用性が・動力性能が……なんて理屈を並べても、やっぱりクルマってカッコいいと思えなければ買う気になれませんよね。ちなみに、306カブリオレはボディの組み立てもピニンファリーナが行っています。
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