2007年の上陸以来、新車/認定中古車とも売れに売れているジープ・ラングラーの4ドア版「アンリミテッド」。相場や流通量のことから、乗り味、走行感覚、狙い目のモデルまで、気になるポイントをディーラー・セールスの方に一気に質問した。「アンリミテッド」の魅力はもちろん欠点までもズバッと教えてくれたのは自らも所有していた経験を持つ「クライスラー・ジープ・ダッジ相模原」 営業部 岡 佑樹 氏だ。
----クライスラー・ジープ・ダッジ相模原のサーティファイドカー在庫数は?----
「常に25台前後あります。」
----ジープ ラングラー・アンリミテッドの平均的な在庫量と 人気度を教えてください。----
「展示場に出すとすぐに売れてしまうので品薄状態が慢性化しています。時期にもよりますが、3台を在庫するのがやっとの状況ですね。でも、先代のTJ型(2ドア)からJK型のアンリミテッドに代替えされる方は意外に少ないんですよ。TJ型ってスタイリングも乗り味もクラシカルでワイルドないかにもアメリカ製クロカンって感じですよね。だからその雰囲気が好きな人はTJ型じゃないとダメなんです(笑)。ちなみにTJ型はまだギリギリ認定中古車の規定に収まりますので狙っている方はそろそろ決断したほうが良いと思います。ぐっと近代的になって4枚のドアを持つJK型アンリミテッドは国産や欧州SUVからの乗り替えが多いです。」
----ご自身でもアンリミテッドを所有していたと聞いていますが、 じっくり付き合ってみてどうでしたか?----
「まずは想像していたより遥かに乗り心地が良いことに驚きました。ジープといえばオフロードの走破性だけがクローズアップされますけれど、JK型アンリミテッドはオンロードも快適に走れるように一気に進化したのです。特に高速道路の快適性は欧州のSUVにひけをとりません。」
----やはり燃費のことが気になるのですが。----
「街中は7.0km/L、高速巡航で10.0km/Lが平均値でした。車重2tのSUVにしては優秀ですよ。燃費を良くするコツはエンジンオイル交換を5000km毎に行うこと。8000kmまで交換しないで走り続けると約1.5km/Lくらい悪化することもありました。」
----気になった点も発見できたのでは?----
「アンリミテッドの屋根は脱着可能な構造になっていてFRP素材が使われているのですが、やはりスチールやアルミに比べて遮熱性に劣るみたいです。真夏はキャビンを冷やすのにけっこう時間がかかります。また、想像以上に小回りが利かないことも体感しました(笑)。」
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