認定中古車.comのプジョー407 ST2.2のメインテナンスを担当してくれるのはプジョー目黒のサービスフロント・岡田氏。今後の点検・整備はもちろんのこと、納車前に実施される納車整備の指揮もとってくれる。で、めったにない機会だから、納車整備の内容や407ST2.2のメカニズムに関することをズバッと聞いてみた。
----サービスフロントという肩書きをお持ちですが、
どのような仕事を担当されているのですか?----
「分かりやすく言うとメカニックの「指揮官」です。お客様との打ち合わせ、作業工程の管理、メカニックへの作業指示・支援が主な仕事になります。自分でメインテナンスを行うこともゼロではありません。」
----メカニックとしてのキャリアは?----
「205、306、405などが現役の頃からプジョー車のメインテナンスを行っています。」
----当時のモデルと最近のモデルとの違いをどのあたりに感じていますか?----
「まずはメカニズムの不具合が激減したことですね(笑)。また、クルマの電子制御化が飛躍的に進み、コンピューター診断機の役割が増えていることも挙げられるでしょう。最近のクルマはメカニズムを車載コンピューターがコントロールしていますから、コンピューター診断機でしか分からないことも多いのです。」
----納車整備のポイントは?----
「自社で管理していた物件の場合、とにかく整備履歴が重要です。具体的には、いつ、どこで、どういう整備を行い、どんな部品や油脂類を交換しているのか、ということです。まずは、当社で保存しているメインテナンス・データを確認、認定中古車に定められている点検項目に沿ってひとつひとつチェックしていきます。もちろん、コンピューター診断も実施しますし、ブレーキパッドの残量なども図ります。また、アイドリング時に不自然なエンジンの震動はないか、不自然なシフトショックはないか、などもチェックします。」
----認定中古車.com号で交換したパーツ/油脂類は?----
「バッテリー、ワイパーブレード、エンジン・オイルです。もちろん、ETCの再セットアップやナビの初期化も行っています。」
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