地元の方々から絶大な信頼を得ている
創業から約半世紀の老舗ディーラー
壮大な山々と海に囲まれ豊かな自然が溢れる風光明媚な都市として全国から観光客が訪れる大分市。その海の玄関となるフェリー埠頭に隣接する臨海地区に店舗を構えるメルセデス・ベンツ大分サーティファイドカーセンター。100mほど離れた場所に立地する新車ショールームは創業から50年目を迎える老舗中の老舗で、認知度の高さを背景に地域の皆様から絶大な信頼を得ているディーラーだ。サーティファイドカーセンターのお客様も90%以上が地元の方だという。
サーティファイドカー展示場には常に10台前後の認定中古車が並ぶ。中心になっているのは現行A/B/Cクラスで、200-300万円のプライスタグを付ける車両が多い。ただし、最近では値ごろ感が出てきた先代Eクラスにも人気が集まっていて好調が続いているという。また、全国的に流通量が減少している現行SやCL、現行Eクラスの需要も高まっているそうだ。
在庫のほとんどを自社管理物件の下取り車で揃えることにこだわる同社だけに、特にSクラスなどは数も限られてくる。そこで、サーティファイドカーセンターの担当者はリピーターのお客様に対してあらかじめ次に乗りたい車種を聞いておき、新車の代替えで下取り車が入るとすぐに連絡するよう心がけているそうだ。新車部門が下取り車の査定を行った日にサーティファイドカーを待つ次のオーナーが決まることも珍しくないというから驚く。
リピーターだけではなく「メルセデス・ベンツに乗るのは初めて」という方も、予算と希望車種などを知らせておけばいち早く下取り車の情報をもらえるから利用しない手はないだろう。これは地元のお客様との密なコミュニケーションと信頼関係が構築できている老舗ディーラーだから成せる技。インターネット時代になっても、やはりクルマ選びの基本は「お店選び」なのだ。
取材はウィークデーの午後に行ったのだが、その間もとぎれることなくお客様が来店する。車検・メインテナンスの相談に来た主婦、代替えの相談をする商店主、お茶を飲みながら担当者と雑談をしている年輩の夫婦、愛車もスマートからSクラスまで様々。そして、スタッフの対応も若手のセールスから貫禄たっぷりの取締役までまさに総出だ。地域に根ざすとはこういうことなのだろう。
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