優しさと思いやり

2009/08/26 9:58:43

僕は、いくつかのSNSに参加しています。
そしてそのSNSでのニュース記事のチェックが何気の好きなのですが、ニュース記事に対して書かれているいろんな人の日記を読む事でそのニュース世間での関心の高さや、いろんな人の意見などが分かり自分が思いも寄らなかった事に気づかせてくれる事がしばしばあったりするからです。

昨日のニュースで『高速道での「あおり運転」10月から厳罰化』というのに目が惹かれました。

内容は、高速道路での「煽り運転」に対し車間距離不保持違反の点数と反則金の引き上げを閣議決定したという内容でした。

高速道路に限定している所に多少の疑問は残りますが、都市部などでは走行車輌の多さから物理的に車間距離を十分にとる事が出来ない状況などもありケースバイケースで対応するしかないとは思いますが、嫌がらせ目的でのあからさまな「煽り」は事故を誘発するだろうし、ましてや極端に狭い車間距離は追突の危険があるので賛成できる事だと思いました。

しかし、僕が驚いたのはそのニュースに対して書かれている日記(ブログ)の中に「追い越し車線をいつまでもチンタラ走っているヤツも処罰すべき」と言う意見が少なからずあったことです。

この意見は、問題のすり替えといっていいでしょう。
大体からして高速道路の追い越し車線を高速通行車線と勘違いしている時点でおかしい訳です。

追い越し車線を断続的に走行した場合は速度云々よりも通行帯違反ということになり、チンタラな人も猛スピードな人も同じように違反になるわけです。
そしてなおかつスピードを超過しているのであれば尚の事そのほうが悪質です。

中には、高齢ドライバーの安全を守るためであれば高齢者やヘタクソドライバーに使わせなければ良いという身勝手な意見もありました。

そんな事を言っちゃうような人が免許を持ってクルマを運転しているのかと思うと暗澹たるキモチです。
そして事故が減らない理由がわかります。

結局、優しさと思いやりが足りないんだと。。。。

高速道路の基本的最低速度は50km/hです。最高速度制限が100km/hであればその範囲で走っている限り「チンタラ」などと言われる筋合いもないわけです。(現在の車や道路の性能や社会状況をなどを考えるとこの速度設定も考える必要はありそうですが・・・)

しかし、ヘタクソドライバーって。。。
大体からして自分が上手いと思っているような独りよがりで自分本位な人に限って、周りの人が優しく道を譲ってくれたり事故にならないように回避していてくれる事に気づくべきだと思います。

クルマの運転は、人付き合いと一緒で「大きなココロに優しさとと思いやり」を持つ事が重要ですよね。


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