悲惨な結末
2010/04/05 10:37:24
つい先日のニュースで、車輛火災により4名もの幼い尊い命が失われたというのがありました。 この事故(事件?)に関しては、大きく報道されたこともありご存知の方も多いと思います。 簡単に概略だけを記すと、深夜車中に眠っていた子供を残し30分ほど目を離し、クルマに戻ると炎上していたというものでした。 事故原因は、ライターの火遊びによる出火が濃厚とのことで、車内に散乱していた紙おむつなどに燃え移り車内全体に火がついたのではないかと見られているとのことでした。 起きてしまった事とはいえ、ご両親の深い悲しみと後悔の念は量り知ることはできません。 今回の事件は、深夜であり子供たちが寝ていたという状況から、自分だったら?と考えてみると、一番年長の子で3歳、そして時間が30分、非常に微妙ですがもしかしたら同じように車内に残してしまったかもしれません。 僕が6歳のころ、当時父はハコスカに乗っており、車内に一人で残されたときにいたずらをしエンジンをかけて動かし家の壁に激突したことがあります。 今思うとマニュアルだったにも関わらずなぜ動かせたのか覚えていません。なんでそんなことをしたのかも覚えていません。しかし、父のいつもの動作を覚え動かしてしまったようです。そして、そんな大人には理解できない行動をするのが子供なんですね。 クルマが向いていた方向が壁で良かったですが、これが通りに向いていたり、人通りの多いところでなかった事が今思えば幸いでした。(自分のことですが・・・汗) こうして自分が子供の頃のことを思い出しても、子供だけをクルマに残すことがいかに危険なことかわかります。 毎年夏になるとパチンコ屋の駐車場とかの車内に置き去りにされた子供の死亡事故のニュースがあります。 本当に毎年社会問題のように取り上げられるにもかかわらず一向に無くなりません。 今回の事件とパチンコ屋などで起きている事件。状況も置き去りにする親の心情も違いますが、同じ結果を招いています。優しさから寝ている子を起こすのはかわいそうだという思いが、後となってはその親心が仇となっています。 今回の北海道の事故で運転者に課せられる罰則を調べてみると、特にそういうものは無いようで保護者遺棄責任と言う法で罰せられ、車内に幼児を置き去りにしたことに関する罰則がないようで、起きてしまった事を罰する法だけしかないようです。 アメリカなどでは車中置き去り自体が幼児虐待になるそうで、日本でも事故を未然に防ぐためにもそのような法律が必要かもしれません。 もっと言えば、子供を乗せて暴走している車(えてして運転者に暴走の自覚が無いことが多いですが)などにも幼児虐待罪の適応がだとうかもしれません。 兎にも角にも、クルマにまつわるニュースでこのような悲しいものが少なくなることを望みます。 |