無駄を考える・・・2
2010/12/13 16:01:30
実は先週書いた「社長と話していて・・・」という話は、本当は全く別の事を書こうと思っていたのに、なぜか大幅に話がそれてしまいました。 で、気を取り直して今週はその時に思った事を脱線せずに書こうかと思っています。 その時に話していて話題になった事は、「議員の出張もLCCを使うべき!」という意見があったという事でした。 不当に高い料金や過剰なサービスを消費するために国民の税金を使う事は許せないけれど、無駄を省くことが「安ければいい」ということと混同されているのではないかと不安に思いました。 海外から進出のLCCの一部には数千円で海外に行けてしまうものもあるようです。 それが安いのか?といえば非常に微妙で、席数が多く1席あたりのスペースが非常に狭かったり、中には世界的にも安全性すら懸念されているものもあるようです。 政府に期待する事の一つとして経済の安定などがあります。 そのためには、ちゃんとしたモノがちゃんとした価格で流通し、それによって成り立っている経済構造を確立する必要があります。 簡単に言えば、無理な価格競争のしわ寄せが、それに携わる人の収入に反映したり、ユーザーの安全性などの利益の低下につながるとすれば、結局は全く誰の得にもならないという事が起きてしまいます。っていうか既に起きている事もあります。 今回の例でいえば、航空運賃の妥当性は価格だけではなくその中身も考慮し、贅沢なのか?粗悪なのかを判断しなくてはいけないし、政府が一般の国民が普段使うべきスタンダードを政治家やお役人さんが積極的に使い示していく事も経済の安定や生活水準のアップに繋がっていくのではないかと思いました。それは決して贅沢では無いと僕は思います。 安いモノには理由があります。 しかし理由も無く高いモノもあります。 ちゃんとした見極めが大切だという事です。 |