歴史に対する文化の違い
2009/01/09 17:06:27
最近はエコカーだの低燃費だの、 環境にいかに優しいかという基準が横行していますね。 毎年春すぎに悩まされる「自動車税」ですが、 最近は10年落ち以上の車は増税対象です。 ひどい話です・・・
古い車を長く乗り続け、新車の生産台数を減らすほうが よっぽどエコだと思うのですが。
他の国はどうなんだろう・・・? あるところで、日本では考えられない制度を耳にしました。 なんとドイツでは、Hプレート(HはヒストリーのH)というものがあり、 それをつけている車は税金が優遇されます。 通常は日本と同じように、排気量と排ガスの物質量で決まるのですが、 Hプレートを取得すると一律額に。 さらに保険の優遇もあるみたいです。 う〜ん素晴らしい。
さてそのナンバープレート、H-Kennzeichenを手に入れるには・・・ ・生産から30年以上 文化的価値の基準は不明ですが・・・ これも〜 これも〜 これも!! ナンバーの英数字の最後が「H」になってますね。 国の制度として、オールドタイマーを支援しているというのが素晴らしいです。 常に新しいものを作り出すことで進化してきた日本にはない考えですね・・・ 「この紙は再生紙を利用しています」 なんて余計な印刷に無駄なインクと手間をかけている日本人には無理でしょう。
しかし最近の不況のせいで、自動車の生産台数も激減しています。 こういう時こそ、古いものを大切にする心が芽生えやすいのでは?? ただ大切にするだけでなく、その歴史をふくめて敬意を表するべき!
「古くて素晴らしいものは、常に新しい」 誰の言葉か忘れましたが、感銘を受けました。 歴史のあるものには学ぶことがたくさんあり、 それはいつ見ても斬新さがあるということです。
日本にも素晴らしい伝統文化はたくさんあります。 自動車業界でも“古きよき”を重んじる時代が来ることを祈ります・・・。
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