ポルシェは86年型カレラ・カブリオレ、85年型カレラ・クーベ、90年型964カレラ2と3台乗り継ぎましたが、ナロー・ポルシェは気になる存在ではあったものの、約40年前の旧車でありいずれ機会があれば所有してみたいなと思っていた程度でしたが、出会いは突然やってきました。
通勤途上の中古車ディーラーにナローの出物を発見。一見すると程度が良さそうだったので飛び着きました。
空冷ポルシェに惚れこんでいる私、911以外に比較する車はありませんでした、またナロー・ポルシェとなると購入時に比較対象となる車両もありませんし、目の前にある個体を買うか？買わないかの決断だけでした。
930型以降のポルシェと比べて遥かにスマートでスッキリした外観、フロントノーズのデザイン、引き締まったテールデザイン。911の中でも2.0リッターと2.2リッターエンジンは最もショートストロークで高回転型のエンジン、その鋭い吹けあがりが魅力です。
防錆処理の行われていないボディは雨が苦手、なるべく雨の日には乗らないようにしています。
また空調機能に乏しく、クーラーも装着していないので夏場は辛いです。
1970年に新車で登録されたこの車両、最初のオーナーは女性だったみたいです、昭和45年にポルシェに乗っていた女性なんてどんな人だったのでしょう。
新型の911にも興味はありますが、私は空冷ポルシェが好きなので程度の良い964との2台体制で使い分けるのが理想です。
やっぱりカエル目のポルシェが好きです。
当時のBOSCH製H1ヘッドライト
ナローポルシェ 911 901型（1963-1974）とは・・・
ポルシェ356の後継車として1963年にデビュー。「水平対向6気筒エンジンを後部に搭載する」というコンセプトで開発され、一時は大型4人乗りモデルも検討された。しかし、最終的には、2+2のコンパクトクーペに落ち着いた。当初、車名は開発コードそのままに「901」と名乗っていたが、プジョーが3桁数字の真ん中に0の入った商標をすべて登録しておりクレームを入れたため「911」と改めた。RRの駆動方式を取り、現代に至るまでポルシェのみならずスポーツカーを代表する名車となっている。通称「ナロー」。
