本当は「ジュニアZ(ザガート)」が欲しかったが、高価過ぎる&維持するのが大変そうなため断念。その代わりといったら語弊があるが、流麗なスタイルに魅せられてGT1600ジュニアを購入した。
クーペを探していたので、MG-B GTとトライアンフ GT6の売り物をチェックしに行ったことがあった。
スタイルの良さに魅せられて購入したが、乗ってみたら、物凄く走りやすかった。ということで、購入直後から走行性能の高さにも惚れてしまい、予算と時間をたっぷりかけてレストアに取り組んだ。
一度きっちり仕上げると普段の足として使用できるが、乗るたびに磨り減り、保管しておいても磨り減るという繊細さに要注意。定期的なメンテナンスを必要とする。
イタリア車は愛情を注いでいると家の近所で壊れてくれるという通説どおり、プロペラシャフトが外れたのも、ドライブシャフトが折れたのも自宅から30キロ以内だった。あと、自宅のガレージが崩壊し、クルマが崩落してきた棚の部材や雑誌たちの下敷きになってしまったことも忘れることができないエピソード。
もはや買い換えることはありませんので、増車ということで考えさせていただくと、テールがコーダトロンカになっているアルファ・ロメオのスパイダーが欲しい。
エンジンを2回載せ替えた。2回とも1750ccエンジンを製作。
アルファ・ロメオ GT1600ジュニアとは・・・
1963年9月、10年近くにわたって生産されてきた旧スプリントに代わる2ドア4座クーペが「ジュリア・スプリントGT」としてデビューした。デザインは旧型同様カロッツェリア・ベルトーネにて行われ、当時新進気鋭のジョルジェット・ジウジアーロが担当した。
GTV登場と同じ1965年には、旧「スプリント1300」の後継版として、「アルファロメオ・GT1300ジュニア」が登場、1750GTV登場後も継続生産されたが、1970年には特徴的だった「段付き」と呼ばれるフロントノーズが1750GTV同様の形状に変更された。1972年、1750GTVが2000GTVに発展すると、1300とのギャップを埋めるべく1570cc版も「GT1600ジュニア」として復活した。1974年には2000GTVと同じ4灯式ヘッドライトのフロントグリルに改められ、形式も105から2000と同じ115系に変更された。1300が1977年、1600は1976年まで生産され、アルファスッド・スプリントとアルフェッタGT1.6にそれぞれバトンタッチした。