車両代に匹敵する整備内容を施した
初代レンジを販売

 新車ショールームに併設されたサービス工場だけでなく、車両のリセット作業を行なえる自社ファクトリーを完備しているLAND ROVER 沼津では、素性がいい車両をベースとして、良質かつリーズナブルな車両を随時セットアップしている。今回の取材時には自社ファクトリーにて徹底的にリセットされたビアリッツ・ブルーの1995年式レンジローバーが販売されていたが、このクルマに施された整備メニューを聞いて心底驚いた。いや、感動したといったほうが正しいかもしれない。
 宮沢氏によると「このクラシック最終限定車は走行距離が伸びていたので、ウチは10万kmを超えたクルマでもココまで仕上げられる、ということを初代レンジ・ファンの皆さんにアピールするために細部に至るまで入念に整備しました。具体的には、まず、外装をスタンドックスの塗料で全塗装。今後10年は美しい状態を保ちます。天井は張り替え済み。パーツの交換部位は、エアサス4本、リアアブソーバー、フロントブレーキパッド、ブレーキローター、ABSポンプ、ステアリングギアボックス、プラグコード等です。また、タイヤも4本新品。その他、バッテリー、エアサスコンプレッサー、オイル系全部、足まわりのブッシュなどについても整備済みです。さらにATのオーバーホール後に3ヶ月もしくは5000km保証付きで納車いたします。車両代に匹敵する整備内容を施した車両のコンディションのよさを店頭にてご確認ください」とのことだった。
 「自分が欲しいクルマを造って販売している」とは宮沢氏の弁だが、現車はビギナーからベテランまでにお勧めできる注目の物件だといえるだろう。

もともとコンディションがよかったインテリアはクリーニング済み。走行距離が13万9000kmに達しているが、ポイントを押さえた入念な整備が施されているので、安心して初代レンジの味を楽しむことができる。3ヶ月もしくは5000km保証付き。価格は225万円(税込)。

LAND ROVER 沼津を展開している株式会社エー・エル・シーでは、クラシック・ミニの販売も手がけている。写真は1998年式のポール・スミスLTDで、走行距離:2万9000km、各部徹底整備済みという良質車だ。一年もしくは1万2000km保証が付くという点からも、現車の良質ぶりを窺い知れる。独特の配色が嬉しい車載工具入れや、シトラス・グリーンのガソリンタンクおよびブートボードの状態も良好。シトラス・グリーンのロッカーカバーがエンジンルーム内でも抜群の存在感を発揮。車検2年付き。価格は179万円(税込)。