みんなが気になるクルマは、自分が乗りたいクルマでもある
アンティークガレージはドイツ車の専門店ではないので、多様な輸入車を販売している。ホームページ上にアップされている在庫車案内を確認すれば一目瞭然だが、イタリア車もフランス車もあり、販売車両の顔ぶれは実に様々なものとなっている。販売車両がバラエティに富んだものになっているのは、アンティークガレージの佐藤代表が“自分が乗りたいと思うクルマを仕入れている”からだが、一体どのようなコンセプトで車両を入庫させているのかを伺ってみた。 「'90年代初頭のメルセデス・ベンツを中心として、ドイツ系のクルマでしっかりしているものメイン車種として販売していますが、基本的には全部自分が乗りたいと思う良質のクルマたちです。アウディS6に代表されるように、クルマ好きの皆さんが気になるクルマ、面白味があるクルマが私も好きなので、所有すると生活が豊かになるようなクルマを取り扱うセレクトショップだと思っていただけたら幸いです。W124は最も得意とする車両の一台ですが、このクルマも、いま乗ると“絶妙に外した感じ”が出てイイと思いますし、ディーゼル仕様のML270 CDI なども個性的で、所有する歓びを得られると思います。これからも一風変わったボディカラーやグレードのクルマを仕入れ、皆さんにご提供していきたいです」とのことだった。アンティークガレージの今後の動向から、ますます目が離せなくなった。
アンティークガレージスタッフ ベテランメカニックが質の高い整備を行なってくれる。後列左が代表の佐藤哲也さん。メルセデス・ベンツの在庫車両を参考例として説明すると、ATオイルフィルターなどのフィルター類を筆頭に、ブレーキ関係、各油脂パッキン類、下まわりブッシュ等々、何十項目にも及ぶ点検整備を経てからユーザーのもとへ納車される。