元セブン・オーナーだった経験を活かして
ユーザーをフルサポート

　代表が“自らもセブン・ユーザーのひとりだった”という経験を活かし、販売車両を厳選している『カーズ・カタオカ』では、むやみに売り物を増やすようなことはせず、本当に質のいいセブンだけを仕入れ、整備した後に店頭販売している。ユーザーにデリバリーされる前に行なわれる具体的な整備内容について記しておくと、まず、細部に至るまで入念に点検し、トラブル箇所を発見した場合は的確かつ丁寧な作業でしっかり改善する。また、油脂類はすべて交換し、エンジン、ミッション、プロペラシャフト、デフ、サスペンションといった各部位の取り付けボルトの増し締めまでを行なっている。試走も実施しているので、ユーザーはシチュエーションを問うことなく楽しめる良質のセブンをゲットできる。

　取材当日は、2台の1993年式ケーターハム・スーパーセブン SS（スプリントスペシャル）が販売されていたが、いずれもコンディション抜群で、自動車趣味人はもちろん、これまで国産車しか乗ったことがないようなビギナーにもお勧めできる個体だった（セブンは車両重量が軽いので、難しいクラッチ・ワークを必要とすることなくスムーズに発進できるのでMT車ビギナーでも臆することなく楽しめる）。
　片岡代表は、購入後のメンテナンスについても、セブン・ユーザーだった時代およびショップを開設してからこれまでの間に蓄積してきた様々なノウハウを活かして的確な作業を実施してくれるが、各種ユーズド・パーツを積極的にストックし、一部の新品パーツに関しては独自ルートで入手するようにしているので、コストを抑えた整備を提供することも可能となっている。
　ユーザーを集めたツーリングも開催しているので、セブン・フリークは気軽に参加してみるといいだろう。

text＆photos by Hidenori Takakuwa（高桑秀典）