実用車にもなるヤングタイマーはコレ/第7回

2019/12/22 14:39:36

 

実用車にもなるヤングタイマーはコレ

パーツが豊富なクルマは旧くても足になる/第7回

ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

アウディ A6オールロードクワトロ 3.2 FSIとは?
 
専用デザインのバンパーやフェンダーアーチモールなどでアバント(ワゴン)と差別化が図られたアウディのオールロードクワトロは、ステーションワゴンにSUVのコンセプトやエッセンスを盛り込んだクロスオーバーモデル。
 
クワトロ・システム(フルタイム4WD)と車高調整機能付きエアサスペンションを備えており、オンロード、オフロードを問うことなく、高いパフォーマンスとダイナミクスを楽しめます。A6シリーズの初代オールロードクワトロがデビューしたのは2000年のことで、A6アバントがベースでした。
 
今回ピックアップしたのは、2006年2月28日に開幕した第76回ジュネーブ・モーターショーで発表された2代目のA6オールロードクワトロです。ベース車となったA6アバントよりも「ワイルドさ」が強調されていた初代とは異なり、2代目は都内的な雰囲気すら漂う「優美なエクステリア・デザイン」を採用していました。
 
 
デビュー時に「A6のアバントをもとに、より広く、より高級に、より衝撃的に、そしてより多用途に変身した」と謳われていましたが、高強度のスチールとアルミニウムを多用したというボディの長さは4.93mになり、ホイールベースも2.84mまで拡大されました。その結果として得ることができた荷室容量は、最大1660リッターです。
 
パワーユニットは2種類のガソリン直噴エンジンが用意され、V6 3.2 FSI(255ps)とV8 4.2 FSI(350ps)がラインアップされました。
 
標準装備となる車高調整機能付きエアサスペンションはA6オールロードクワトロ専用に設定された「オールロード」モード付きで、5段階で車高を調整できます。さらに、専用開発ESP(エレクトロニック・スタビリゼーション・プログラム)は、荒れた路面でのトラクション確保に一役買うといわれています。
 
 
ユーロマチックで伺った話によると「パーツの入手で困ることがないので、通常のメンテナンスに関しては、まったく問題ありません。車高調整機能付きエアサスペンションについても、当店では修理事例が発生していません」とのことでした。アウディ A6オールロードクワトロ 3.2 FSIは、定期的にきっちり整備すれば少ないコストで維持できる趣味的ヤングタイマーのホープということになるでしょう。
 
2006年9月30日の新車発売時の価格を調べたら、3.2 FSIが790.0万円、4.2 FSIが980.0万円でした。往時にまっさらの新車を買えなかった方にとって、3.2 FSIが100万円以下という安価で流通している現在は購入の好機だといえます。そして、現在もアウトドア・ブームが続いていますが、ピッカピカのキャンプ道具を使っているとビギナー感が出てしまうのと同じように、ピッカピカの新車でサイトに乗りつけると、いきなりビギナー感が出てしまうので、ヤングタイマー世代で“こなれ感”がある2代目のA6オールロードクワトロは、これからアウトドアを楽しみたい方の強い味方(何事に対してもベテラン感を出せる相棒)になってくれるともいえるでしょう。
 
□プライス&店舗インフォメーション
 
■アウディ A6オールロードクワトロ 3.2 FSI
 
税込車両本体価格:78.9万円
 
年式:2006年
 
走行距離:7.7万km
 
ミッション:6速ティプトロニック
 
車検なし
 
修復歴なし
 
特記事項:D車、SR、MMIナビTV
 
■販売店舗
 
ユーロマチック
 
住所:〒156-0057 東京都世田谷区上北沢4-18-17 
 
TEL:03-3290-9001
 
FAX:03-3290-9041 
 
営業時間:10:00〜19:00
 
定休日:年末年始を除き年中無休
 
HP:http://www.euromatic.co.jp
 
E-mail:info@euromatic.co.jp
 
文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典
 

足グルマこそカッコよさにこだわりたい/第7回

2019/12/16 3:53:19

カーデザイン至上主義 

足グルマこそカッコよさにこだわりたい/第7回

はじめに/ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

ランドローバー・ディスカバリー3とは?

英国ブランドの自動車メーカーであるランドローバー社がリリースしたディスカバリー3は、「シンプルでミニマルなデザインは色褪せない」、「PURE CONVICTION」(確固たる信念)といったコンセプトのもと、ランドローバーらしくあるための要素を純粋に徹底追求して開発された都会も似合う本格プレミアムSUV。英国を代表するオフローダーとして圧倒的な走破性を誇りつつ、オンロードでの運動性能や快適性も持ちあわせています。ボディの構造が古典的なフレーム式から、フレームを内蔵するモノコック「インテグレーテッドフレーム」式となり、左右非対称形状のリアスタイルを採用した斬新なエクステリア・デザイン、ラグジュアリーなインテリア、そして、あらゆる路面状況に対応できるエアサスペンションや、ダイヤル型スイッチを操作するだけで適切な走行モードを選ぶことができる「テレインレスポンス」と呼ばれる電子制御システムなどを搭載していることも特徴です。

2005年の日本導入当初、4リッターV6(215ps)を積む「S」と、より装備を充実させた「SE」、ジャガー製4.2リッターV8から派生させたという4.4リッターV8(299ps)を搭載する「HSE」の3種類がデリバリーされました。

整備ポイント

ランドローバーのワンメイクショップとして知られる『レンジャース』では、多様な仕上げメニューおよびメンテナンスプランを提案しています。そして、きっちり仕上げたクルマを自分好みの仕様へとカスタマイズする際のサポートも親身になって行なってくれます。多様な仕上げメニューおよびメンテナンスプランについて追記すると、レンジャースでは、個々のコンディションがすべて異なる中古車に対して、安心できる一定品質まで定額で整備を行って納車する独自の販売スキームであるビスポークプラン(内外装などのリフレッシュやお好みの仕様にカスタマイズするための費用を予めパッケージングしたレンジャース独自の中古車安心購入プラン)を用意しています。

ビスポークプランにおける各種整備メニューは、Bespoke A(乗り出し優先の基本納車整備プラン)、Bespoke B(最低限の安心をお届けする基本整備販売プラン)、Bespoke C(末永く安心してお乗り頂くための予防整備プラン)、Bespoke D(Cプランの整備内容に加えて内外装のリニューアルを含むプラン)、Bespoke E(Dプランの内容に加えてATのオーバーホールまでを含む最上位プラン)が設定されており、予算に応じた乗り出しが可能となっています(ベース車両の選定→ご予算やご希望スタイルのヒアリング→上記5段階ビスポークプランから最適なメニューを選定という流れになります)。

3ヶ月もしくは5,000km保証のBespoke B(交換部品代+整備代の上限:100万円)や6ヶ月もしくは10,000km保証のBespoke C(交換部品代+整備代の上限:200万円)が主流となっていますが、ディスカバリー3は旧車ではなくヤングタイマーなので、これは筆者の私見になりますが、今後ディスカバリー3を購入しようと思っている方は、Bespoke Bを実施するだけでも楽しいカーライフを十分満喫できるでしょう。レンジャースではBespoke Bで、エアサスペンションの交換、オイル漏れやエアコンの修理といったことまで実施してくれます。ということで、まずはBespoke Bをオーダーし、その後の一年点検および車検時に次の整備メニューを決定し、無理することなく維持していくのがランドローバー・ビギナーには最適だといえます。

なお、レンジャースでは、ディーゼル仕様のディスカバリー3 2.7 TDV6(6速マニュアルモデルも選択可能)の販売を積極的に手がけているので、ギア感を楽しみたい方は、そちらを選んでもいいでしょう。

プライス&店舗インフォメーション

 ■ランドローバー・ディスカバリー3 SE 4WD Bespoke B

 税込車両本体価格:218万円(諸費用別)

 年式:2007年

 走行距離:7.7万km 

 車検整備付

 修復歴なし

■販売店舗

 RANGERS(レンジャース)

 目黒店:東京都目黒区五本木2-25-9 2F

TEL:03-5768-5766

FAX:03-5768-5767 

 本社/サービス工場:埼玉県入間市南峯359-12

TEL:04-2937-1234

FAX:04-2937-1239

営業時間:火〜土 10:30〜19:00/日 10:00〜19:00

定休日:月曜日

URL:http://www.yoonjp.co.uk

文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典

名車もいいけど迷車もね!/第6回

2019/11/26 0:00:03

 

名車もいいけど迷車もね!

迷車を育てると名車になる!?/第6回

はじめに/ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

 

ローバーミニとは?

 1959年に英国で誕生した「ミニ」は、小型車のマイルストーンとなった歴史的な名車です。今年、生誕60周年を迎えました。その長きヒストリー(高性能版のクーパー/クーパーSは除く)を辿ると、1959年〜1967年までのMk-1時代(オースチン・セブン/モーリス・ミニ・マイナー)、1967年〜1969年までのMk-2時代、1969年〜1977年までのMk-3時代を経て、車名から「Mk(マーク)」というシリーズ名が無くなった後も基本設計の大幅な変更が行われずに生産され続けたことが分かります。日本において、日英自動車/オースチン・ローバー・ジャパンがミニの正規ディーラーとなったのは'80年代初頭のことで、オースチン・ローバー・ジャパンという社名がローバー・ジャパンへと変更された'80年代末、ローバーがドイツのBMWに買収された'90年代中盤も生き延びて、2000年に生産終了となりました。正規輸入元の社名がローバー・ジャパンとなった1989年以降、ミニは「ローバーミニ」と呼ばれるようになり、その人気がさらに高まりました。

ミニの高性能版であるミニ・クーパーのヒストリーは、1961年〜1967年までのMk-1時代、1967年〜1969年までのMk-2時代となります。そして、1990年に「ローバー・ミニクーパー1.3」として復活。ミニ/ミニクーパーは、1992年に燃料供給装置がキャブレターからインジェクションに変更され、1997年モデルから安全対策として運転席にエアバッグが標準装備されるようになりました。

1963年に登場した高性能版のクーパーSは、1071ccエンジンと、より大径のディスクブレーキなどを特徴とし、1964年8月のモデルチェンジまでに計4030台が生産、販売されました。当初A型エンジンの排気量は1071ccまでの拡大が限界と思われていましたが、ダウントンの創設者であるダニエル・リッチモンドが1275ccまで拡大する手法を考案し、量産型1275クーパーSの生産計画がスタートしました。量産に際し、サーキットレースのクラス分けに合致した970cc版と1275cc版の2モデルが用意され、970ccモデルはあまり売れず、わずか963台が生産されただけで1965年に生産終了となりました。1275ccのクーパーSは累計4万台以上が生産され、Mk-3時代となる1971年に生産終了となりました。ちなみに、Mk-3時代のクーパーSは短命だったので、1570台しか造られていないといわれています。

ミニのスポーツモデルであるクーパーSは、圧倒的な動力性能をアドバンテージ・ポイントとし、フォード・ファルコンやボルボPV544、そして、シトロエンDSといったライバルたちと熾烈なバトルを繰り広げながら、1964年、65年、67年のモンテカルロ・ラリーで優勝しました。そのため、ローバーミニ時代にもモンテカルロ・ラリーを想起させる仕様がもてはやされ、今回ピックアップした1967年モンテカルロ・ラリー優勝車をイメージしたクルマが数多く誕生しました。

モンテカルロ・ラリー優勝車をイメージしたローバーミニ=迷車というわけではありませんが、ヒストリックカーは、ややもすればノーマルのほうが価値が上がる(名車として語られる際の題材となる)傾向があるため、今回「迷車を育てると名車になる!?」というテーマの回で取り上げることにしました。

現車は細部に至るまでキレイに造り込まれており、黄色いゼッケン177番こそ表現されていませんが、赤いボディにホワイト・ルーフ、補助ランプにルーフキャリアといったディテールが見事に再現されています。

ミニのパーツは驚くほどたくさんあるので、日々のメンテナンスはもちろん、大修理が必要となるトラブルやレストアに関しては何も心配しなくて大丈夫です。もちろん、お好みでさらにモディファイすることも可能なので、理想とする一台を手に入れてみてください。輸入車ビギナーが初めて買う趣味車としてゲットしてもよし、自動車趣味の大ベテランがアガリのクルマとしてチョイスしてもよし、なので、この機会に一生モノとなるミニを購入してみてはいかがでしょうか。

□プライス&店舗インフォメーション

■ローバーミニ 1.3i クーパー モンテカルロ・ラリー仕様

税込車両本体価格:198万円

年式:1997年

走行距離:12万2000km

ミッション:4速MT

車検:2021年3月

特記事項:D車、クーラー、ブラックレザーシート、ETC、CD、ナビ、3点ロールバー、ポップアップガラス、10インチAW、ハイローキット、ステンレスマフラー、社外品多数、修復歴なし、内外装美車、機関良好

■販売店舗

オートモービルアシスト・ブレス

住所:〒190-1214 東京都西多摩郡瑞穂町むさし野3-1-18 

TEL:042-539-2268

営業時間:(平日)9:30〜19:00/(日曜・祝祭日)9:30〜18:00

定休日:月曜日・第2火曜日

HP:http://www.blesscar.jp

文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典 

 

 

 

 

 

 

実用車にもなるヤングタイマーはコレ/第6回

2019/11/21 3:33:45

 

実用車にもなるヤングタイマーはコレ

パーツが豊富なクルマは旧くても足になる/第6回

ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

フォルクスワーゲン ルポ GTIとは? 

フォルクスワーゲンのボトムレンジを担う3ドア・ハッチバック・モデルとして1998年にデビューしたルポのスポーティグレード。いわゆる、ホットハッチです。ルポが日本に導入されたのは2001年からで、まず、排気量1.4リッターの直列4気筒エンジン+4速ATという“普及グレード”が販売され、ベーシック版の「ルポ」と上級版の「ルポ コンフォート」がありました。ルポ GTIは2003年から発売され、シリーズ最強/最大排気量となる、125psを発生する、1.6リッター、DOHC16バルブ直列4気筒エンジンに6速MTが組み合わされていました。

普及グレードよりもパワフルだっただけでなく、ルポ GTIはボンネット、ドア、フロントフェンダーをスチール→アルミにすることで軽量化を図っており(1010kgという、クルマが肥大化した今となっては驚異的な軽い車重を実現)、シチュエーションを問うことなく軽快な走りを楽しめました。その他、外観では、バイキセノン・ヘッドライト、フロント・ハニカムメッシュグリル、ルーフスポイラー、センター出しデュアルエグゾーストパイプ、ボディ同色バンパー、15インチ・アロイホイールなどがルポ GTI専用となる装備でした。

内装では、赤いシートベルト、セミバケット形状のシート(前席だけでなく後席も。そのため、乗車定員は4名)などを採用。また、前後の重量バランスが考慮され、バッテリーが車体後部に搭載されていました。ラゲッジルームはミニマムです。

ルポ GTIの走行フィーリングは?

「パワーを使い切る楽しさ」があるエンジンは低中速のトルクが豊富なので、それ利用して小刻みに6速MTをシフトチェンジすると、クロスレシオになっているギア比と相まって気持ちよくドライブできます。FF車なのでアンダーステアを出さないような運転を心がけるのがベターだといえ、そのことに集中すると、いつしかルポ GTIを走らせていることに夢中になってしまいます。ルポ GTIのボディサイズは軽自動車並みにコンパクトで、なおかつ、スポーティな乗り味を演出することにこだわったフォルクスワーゲンがコストをかけて軽量化したクルマなので、とにかく軽快な走りを楽しめます。小さくて軽量なMT車は、もはや貴重な存在なので、気軽に軽快な走りを楽しみたい方は稀代のジャーマン・ホットハッチをチョイスするといいでしょう。個人的には、パーソナルユースに見事に対応する最高のシティコミューターだと思うので、自宅の前の道路や車庫が狭い、という方に特にオススメです。

ユーロマチックで伺った話によると「パーツがたくさん流通しているので、通常のメンテナンスに関しては、まったく問題ありません」とのことでした。フォルクスワーゲン ルポ GTIは、少ないコストで維持できる趣味的ヤングタイマーの注目株ということになるでしょう。この機会に是非。

□プライス&店舗インフォメーション

■フォルクスワーゲン ルポ GTI

税込車両本体価格:115万円

年式:2004年

走行距離:2.5万km

ミッション:6速MT

車検なし

修復歴なし

特記事項:D車、ワンオーナー、HDDナビ

■販売店舗

ユーロマチック

住所:〒156-0057 東京都世田谷区上北沢4-18-17 

TEL:03-3290-9001

FAX:03-3290-9041 

営業時間:10:00〜19:00

定休日:年末年始を除き年中無休

HP:http://www.euromatic.co.jp

E-mail:info@euromatic.co.jp

文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典

 

足グルマこそカッコよさにこだわりたい/第6回

2019/10/14 17:57:16

 

カーデザイン至上主義 

足グルマこそカッコよさにこだわりたい/第6回

はじめに/ヤングタイマーとは?

ヤングタイマーは、初度登録から15〜30年ほど経過しているクルマのことで、一番旧いモノで'80年代後半に発売された国内外の車両といったイメージです。この頃に生産されたクルマといえば、デザイン性の高さや品質のよさをアドバンテージとしていました。いま見てもカッコよく、しかも実用性が高くって安価な点が特徴だといえます。本特集では、ヤングタイマーならではといえるそれらの魅力に着目し、毎月、車 市場 名車館 編集長の筆者(高桑)が気になるヤングタイマーをピックアップ。記事をアップしています。

「ヤングタイマー」を「実用車」として楽しむ際の注意点について

初度登録から15〜30年ほど経過しているので、やはり、ヤングタイマーも年々良質なクルマが減ってきています。ショップ側の立場(視点)から申し上げると、販売車両の仕入れが困難な状況になってきているわけです。クルマに詳しくない方の中には、ヤングタイマーを最新の国産車を扱うような気軽な感覚で足として使用し、保管やメンテナンスも疎かにして、わずか数年で廃車にしてしまう心無い人もいます。ヤングタイマーに対する正しい知識とクルマへの愛情があってこそ「パーツが豊富なクルマは旧くても足になる」という記事が成立するので、これからヤングタイマーをゲットしようと思っている方は少しだけ心して購入に臨んでください。

BMW 528eとは?

BMW 5シリーズの第2世代として1981年に登場したE28は、初代5シリーズ(E12型)のデザイン・コンセプトを踏襲したスタイリッシュなアッパーミドルサルーンです。518、518i、520i、524d、524td、525i、525e/528e、528i、533i、535i、M535i、M5という多彩なモデルバリエーションを誇り、日本に導入された正規輸入モデルは、518i、520i、524td、528e、533i、M535i、M5でした。

今回撮影した528eに搭載されている直列6気筒SOHCエンジンは、燃料効率を重視したパワーユニットです。車名末尾の「e」は、ギリシャ語の『eta』(イータ)のことでした。BMWならではの高回転特性ではなく、低速トルクを太くすることで高効率を求めた排気量2,693ccのエンジンは、BMWがいち早く燃費や排ガス問題に取り組んでいたことを表す象徴的かつ先進的な存在だといえるでしょう。アメリカ市場を念頭に置き、新しい思想のもとで開発されたエンジンであることも知られています。

高効率エンジンを積んでいるため、スポーティな走行には向かないと思われがちな528eですが、直列6気筒SOHCエンジンが5シリーズのボディをグイグイ前へと押し出し、ブレーキ性能やコーナリング性能も高かったため、シチュエーションを問うことなく速く走ることができました。

特に528eのブレーキ(シャシー性能)は素晴らしく、ブレーキペダルを踏み込んだときのノーズダイブ量が少なく、ペダルの踏力に比例してスムーズに減速します。このナチュラルなフィーリングは微妙な減速を可能とし、足の裏で走行スピードを絶妙にコントロールすることができました。

また、足まわりのセッティング(味つけ)も秀逸で、ターンイン後のコーナリング時にアクセルペダルを踏み込んだ際にもアンダーステアにならないので、早めのパワーオンが可能でした。フロントタイヤのグリップが抜けず、リアサスがパワーをかけても負けないセッティングなので、528eのシャシー性能は驚くほど高いものでした。

ブレスでは、入庫してきた多様なクルマを自社にて徹底整備しつつセンスよく仕上げ、良心的なロープライスにてデリバリーしています。入念な整備を行なう際に必要不可欠となる各種パーツ類に関しては、欠品が目立つようになってきた国内の流通網だけでなく、ボッシュ品番等で追いかけ、海外からも入手。国内欠品扱いのパーツが案外スムーズにデリバリーされてくることもあるそうです。528eのパーツ供給に関しても、心配することはないでしょう。

プライス&店舗インフォメーション

■BMW 528e

税込車両本体価格:148万円

年式:1986年

走行距離:14万1000km

ミッション:4速AT

車検:2021年4月

修復歴なし/内外装美車/機関良好

D車、左H、フル装備、純正オーディオ、ETC、スペアキー、純正AW、1オーナー(多摩33ナンバー)、取説、新車時からの記録簿(修理明細書多数)あり 

■販売店舗

オートモービルアシスト・ブレス

住所:〒190-1214 東京都西多摩郡瑞穂町むさし野3-1-18 

TEL:042-539-2268

営業時間:(平日)9:30〜19:00/(日曜・祝祭日)9:30〜18:00

定休日:月曜日・第2火曜日

HP:http://www.blesscar.jp

文&写真/車 市場 名車館 編集長:高桑秀典